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褒めることと褒められることの大切さを知ることで業績が伸びる

営業マンのみなさんに限らず、社会人のみなさんは仕事でお客さんや上司に褒められたことはありますか?褒められるととても嬉しいですよね。

人はみんな褒められて伸びる

期待をされたり、褒められたりすることで人の成績が伸びることを、1965年にロバート・ローゼンタールが小学校での実証実験で証明しています。これは「ピグマリオン効果」もしくは「ローゼンタール効果」と呼ばれています。
出典:Pygmalion in the classroom

しかし、毎週日曜日になると月曜日の朝礼で「何を言われるんだろう」と憂鬱になることありませんか?そして、朝礼で上司から怒られたり注意をされて、やる気がなくなったり、自信を無くしたりすることに繋がっていませんか?

自己防衛本能が影響して粗探しばかりする上司や先輩が多い

元来、管理者は部下にやる気を起こさせる為に、部下のモチベーションを高めて、業績を上げる為の管理をするのが仕事です。ところが、残念ながらそれができていない管理者がとても多いのが実態です。それには人間の「自己防衛本能」が関係しており、自分自身を優位に見せる為に人のあら探しをしたり、欠点や間違いなどを見つけ出して指摘したくなるのです。これでは、管理とは言えません。

では、「ピグマリオン効果」をうまく活用して、自分の部下に期待の言葉をかけてあげるとどうでしょうか?

褒めることで部下や営業マンが自発的に行動する

例えば、「あなたならこの目標を達成できるはずだ!頼むな!」とか「君だからこの結果が出たんだ!さすがだな!」と褒めてあげるとどうでしょうか?「目標を達成する為に頑張ろう!」「次も頑張ろう」という気持ちになりませんか?部下や営業マンがこのような気持ちになれば、期待値を達成する為に自ら自発的に行動してくれるというプラスの連鎖が発生します。

粗探しは業績を下げるだけ

残念ながら、日本人は人を褒めるのが苦手な人種だと言われています。私の知る会社でも、会社の社長や役員を筆頭に管理職が「基本的には人を褒めない」と言っている会社が多々あります。残念ながら会社の業績も雰囲気も良くない会社がほとんどです。

まずは上長が勇気を振り絞って褒めよう

少し勇気を振り絞って「自己防衛本能」を抑えて、相手のいいところを探して褒めてみませんか?自発的に行動する部下や営業マンが増えて会社の業績は良い方向へ必ず向かうことでしょう。