デザインの基本!文字の見せ方一つで印象が変わる!オモシロテクニックを紹介!
世の中にはさまざまなメディアがありますが、かならずと言っていいほど、文字は目につくかと思います。新聞や紙媒体はもちろんですが、WEB媒体でもテレビでもテロップや字幕などで文字が目につきます。
文字は人へ情報を伝えるための記号であって、読むことでどのような情報なのかが分かります。この文字ですが、ならべることで情報を伝えることはできるのですが、見せ方ひとつで相手への伝わり方が大きく変わります。
一般的には文字に斜体をかけたりボールドにしたり、下線を引いたり、色を変えたりといろいろな機能を利用して、強調したい文字を目立たせます。
しかし、相手に大きなインパクトを与えたり、印象に残らせたり、さらに情報を分かりやすく伝えるにはこれだけでは不十分な場合があります。そこで、今回は一味ちがう文字の見せ方をご紹介しましょう!
例えば、このように「猫が噛んだ」というフレーズを見せる時に同じフォント、同じフォントサイズで表現するとこのようになります。
特に大きなインパクトも受けず、猫に噛まれたんだなと感じます。
そこで、少し変化を与えてみましょう!
このように、「噛」という文字だけ大きくしました。印象ががらっと変わりました。一目で噛まれた事が分り、噛まれた事が印象に残ります。
さらに、フォントの太さに変化を加えてみましょう。
「噛」という文字だけ太くしました。どうでしょう?噛まれたという印象がさらに強まり、痛かったんだろうなぁという印象を与えます。
このように強調したい文字だけを大きく太くすることで、文字だけでは伝わらない背景にある気持ちなどを伝える事が可能になります。
同じ要領で、例えば数字を見せる企画書やセールの告知などでよく目につく「80%」という数字も見せ方一つで大きく印象が変わります。80を大きく太い書体を使い%だけ小さくしておく事で80という数字が印象に残ります。
この応用で、「インパクトを与える文字の見せ方」という文字列を加工してみましょう。「文字」をどのようにインパクトを与えるかを考えます。前後の文字とのバランスそして配置までも考え、一目に収まる範囲内で見せる事を考えてみました。
いかがでしょうか?一行にして「文字」だけ大きくするのも良いですが、少し長いフレーズになると一目で収まらない為、強調が弱くなります。このように一つの固まりにしつつ、大小メリハリをつけることで大きなインパクトを与えます。
いかがでしたか?色を変えることなく、文字の見せ方を変えるだけで、相手に与える印象がガラッと変わりますよね。文字列だけで、その背後にいる人の感情の強さなども伝える事が可能なのです。いろいろなパターンを試してみると面白い発見があるかもしれませんよ!