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デザインと印刷の基本!まずは用紙のサイズを知ろう!

デザインも印刷もそうですが、どのサイズで作るのかを知らないことには始まりません。印刷物を作るにしても適切なサイズがあるものです。そこで今回は一般的な印刷物の用紙サイズについて調べてみましょう。

みなさんはチラシや雑誌などの印刷物を見て、まず思い浮かべるのはA4サイズやB5サイズでしょうか?書店に並んでいる雑誌はだいたいA4サイズやB5サイズが多いと思います。

ちなみに、それぞれのサイズを聞かれてすぐに答えられますか?A4サイズは天地297mm×左右210mmです。B5サイズは天地257mm×182mmです。ではA3は?B4は?印刷会社の営業マンであれば全てのサイズを暗記しているはずですが。。。そうでなければなかなか覚えていないものですよね。印刷会社の営業マンは「にーきゅーななのにひゃくとぉ」「にーごーななのいちはちに」と覚えています。

さて、用紙サイズについてですが、実は全て前後のサイズに比例してるのです。文字では分かりづらいので下の絵で説明しましょう。

分りやすく身近にあるA4サイズを基準に考えると、長辺を半分に折るとA5サイズになります。逆にA4サイズの短辺を倍の大きさにするとA3サイズになります。

同じように短にあるB5サイズを基準に考えると、同様に半分にするとB6サイズ、倍にするとB4サイズになります。

この法則でA0サイズもしくはB0サイズから順に長辺を半分に折っていくとそれぞれのサイズになるのです。

こちらがA判のサイズ一覧です。ちなみに、A判はISO国際規格の為、世界共通です。ご覧のように、最も大きいA0サイズから始まり、長辺で半分に折るとA1サイズになります。続けて同じように長辺を半分に折るとA2サイズになります。なお、端数は切り捨てますので厳密に言うと多少の誤差は出ます。

B判のサイズ一覧はこちらです。なお、B判はA判より一回り大きいサイズです。

ちなみにこのB判、日本国内で一般的に呼ばれているB判は江戸時代に公用紙として利用されていた日本の美濃和紙が元になったJIS国内規格です。

そのため、ISO国際規格のB判とは若干サイズが異なります。ISO国際規格のB判で印刷する場合はサイズに注意しましょう。国内にいればそのような案件はほとんどないと思いますが。

今回は一般的な印刷物のサイズについて書きましたが、普段からデザインや印刷に携わっていないと覚えないとは思いますが、原理だけでも分かっていると、突然サイズを聞かれた時に少しは想像できるのではないでしょうか。

次回は世に出回っている雑誌や書籍、チラシなどのサイズについて説明しましょう