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ノーブが営業マンになるまでのノンフィクション

営業マンへの道(第四話)チャットルームを開設したノーブ

前回までのあらすじ
父の会社に転職し、ギフトショーでの苦い思い出から立ち直ったノーブ。六甲アイランドに神戸店オープンに伴い店長に任命されたノーブだったが、来客数ほぼゼロの毎日に奮闘していました。売上低調な日々が続いていたそんな矢先に親父がひとこと「神戸店を閉めよう」。。。

第四話
ようやく、近隣のお店の女の子と仲良くなり、これからの仕事が楽しくなると期待していた矢先に神戸店閉店の話にショックを隠しきれませんでした。しかし売上があまりにも低く完全な赤字店舗だったので仕方がありませんでした。

神戸店を閉店し、私は大阪南港の本社オフィスへ異動となりました。本社に戻った私の仕事はというと入荷した商品の検品〜発送作業とWEBサイトの更新作業でした。商品が入荷するのは月に1回〜2回程度でしたので、それ以外の日はパソコンの前でWEBサイトの更新作業をしていました。しかし、家族経営の小さな会社のWEBサイト更新作業なんてほとんどありませんでした。

結局、私は近隣店舗のひとたちとおしゃべりをしたり、パソコンでチャットをするようになりました。

隣のお店の店長が私より5つぐらい年上のお兄さんで、私がちょこちょこ顔を出して、弟分みたいに接していたら、とても親切にしていただきました。一緒に呑みに行ったりもして、本当の兄貴みたいに接してくれて、とても楽しかったのを今でも覚えています。

仕事がない時に、自分でチャットルームを開設したら、最初はほとんど人が入ってくれなかったのが、いつのまにか常連さんが10数人できて、とても賑やかなチャットルームになりました。チャットルームではなんてことない日常会話を中心に会話していたのですが、とても楽しかったです。



私が24、5歳の頃でしたので今から約20年前の話で、インターネットが今ほど普及していない時代でしたが、ネット友達が増え、とても楽しかったのでリアルで会いたいねという話になりました。

ところが、ほとんどの人が東京に住んでました。さすがにみんな大阪に来ていただくわけにはいかないので、オフ会は東京で開催するしかありません。

私は決心しました。東京でオフ会を開催すると。

ノーブ、いざ東京へ!

つづく。。。